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カルチョフィ入荷

カルチョフィ  一般的にはアーティチョークと呼ばれる植物でおもに若いつぼみを食べます。
イタリアのスーパーでは普通に売っているこの野菜ですが、チョウセンアザミという和名があるものの
日本の、少なくともこのかいわいの市場では見たことが無く、日本では栽培出来ないんだろうなと勝手に思っておりました

先日、浜松市のイタリア料理店ラ ランテルナのシェフのりさんから一本の電話が
[広島の親戚がカルチョフィを収穫したのでおくりましょうか?]
とのこと。翌日には宅配便でダンボールの箱が手元にやってきました。

早々開封してみると、やたらと広島カープの記事が目に付く、少し違和感のある新聞紙に包まれたみごとなカルチョフィが大量に。

何年かぶりに手にするカルチョフィ、遠い記憶を辿りながら下処理を済ませ、これを書いております
どう料理しようか思案中ですが、休み明けの水曜日から黒板のメニューに登場すると思います。
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アニョリ イン ブロード

肉の詰め物を包んだパスタ(アニョリ)の入ったブロード

ブロードはだし汁とでも訳しましょうか。野菜のブロード、魚のブロード、肉のブロード
用途に合わせて色々なブロードを仕込みますが、ここでは詰め物に合わせて牛の筋でとったブロードを合わせます。

マントヴァの郷土料理と教わりましたが、似たような料理は他の土地にもあるようで、今回はトスカーナで教わった
レシピを基に作りました。伝統に則って直接ブロードの中で茹で上げていきます。

ブロード自体は淡いコンソメスープなのですが、直接茹でることで得られるパスタとスープの一体感が
この料理の醍醐味じゃないでしょうか。見た目は素朴でシンプルですけどね。。

白ワインと相性が良いと思いますが、これからの時期にはキリッと冷えた犬山の地ビール ローレライがおすすめです。
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カルパッチョ

カルパッチョといえばすっかり魚料理のイメージが定着したように感じる昨今ですが
起源は色々な説があるものの、20世紀半ばにヴェネツィアのハリーズバーで生の牛肉を使った
料理として誕生したというのが一般的かと思います

今ではイタリアでも魚のカルパッチョは珍しくありませんが、そのルーツは日本にあるのだとか。
もっとも今の日本では牛肉を生で提供するのは難しくなってしまいましたが

イタリア修行時代のリストランテでシェフ パティシエのフランチェスカから教わったカルパッチョは
パイナップルでした。
とりわけ料理に関しては保守的で頑固なイメージのあるイタリア人にしては、面白い発想だなーと
驚いた記憶があります。

先日おいしそうなパイナップルを頂いて懐かしい記憶がよみがえってきたのでつくってみました。
桃のジェラートを添えて提供しております。
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バーカウンター

当店、6席ほどのカウンターがありますので、バーとしてご利用されるお客様も多数います。

日曜日は九時位までバタバタして、以降は静かに閉店を迎えるのがいつものパターンです。
今夜も九時半に最後のお客様を送りだして、掃除を終え今週も終わったなーなんて思っていたところに
ふらっと一人のお客様がカウンターに。

カクテルをオーダーされまして、トニックウォーターをグラスに注ぎながら
「観光ですかー?」
なんて世間話のつもりで尋ねてみたところ、近所に住んでますとの返答。

その後色々お話を伺ったのですが、非常に印象的な言葉を残していかれました。
その方、今まではもっぱら居酒屋で飲むばかりでバーに足を踏み入れたことが無かったとのこと。
バーと呼ばれるお店に興味をもつも、なかなかキッカケもなく、しかし生活必需品ではないので、
知らなければ知らないままですんでしまう。最初の一歩がなければ何も始まらないと思い、ネットでお店を探し
一人でバー巡りをされているとか。

店と自宅を往復するだけの生活にすっかり慣れてしまった最近の自分にはひどく印象的な言葉でした。

最近生活も仕事もマンネリではなかろうか、好奇心が欠落してるんじゃなかろうか。なんて自問自答しながら書いてます。

いささか大袈裟ではありますが、これからの仕事、生活に大きな影響力をもった言葉でした。

三元豚

昔からお世話になっている方が新たに三重県松坂市で養豚場の経営を始めたと聞き、先日詳しい話を聞きに行ってきました

サンプルを頂きさっそく試食してみました

三元豚と呼ばれるその豚は、松坂豚ともよばれ通常の飼育期間よりも長く育てられ、煮込んでも灰汁がでず
豚特有の臭いも無く非常に美味。

店で使う食材はイタリアの多くのレストランがそうであるように、地元のものを使いたいという思いから
今までは美濃健豚という岐阜県産のものを使ってきましたので、遠く離れた松坂市の肉を使うことに少しためらい
を感じてますが、この味わいは魅力的で今迷ってます。

もしかしたら近いうちに松坂豚の自家製ソーセージがメニューに登場するかもしれません。
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4月25日

4月25日の営業が終わりました。

閉店間際にお客さんに、お店は何年目?と尋ねられ思い出しましたが
3年前の今日、mantovanaはオープンしました。

3年で9割近くの飲食店が廃業すると言われる時代に無事3年やってこれたのも、お客様はもちろん、スタッフ、家族、仕入れ業者の方々
商工会議所、観光協会、幸運にもたくさんの方々に支えられての事だと思います。

世界中の飲食店で絶対お客として行くことができない、このお店のカウンターに座って、大好きなスコッチを飲みながら
今までの3年間を振り返ってみようと思います。

今までありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願い致します。
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誕生日ケーキについて

コースでのご予約の際にバースデイケーキの問い合わせがたびたびございますので、こちらでご案内したいと思います。

通常コースの際には、食事の後にデザートをご用意させていただいてますが、バースデイケーキをご希望のお客さまには、皆さんでシェアしていただくデザートという形でバースデイケーキをご用意しております。
したがって追加料金等は頂いておりませんので、お気軽にお申し付け下さい。

基本的にはショートケーキのような古典的なケーキをご用意しておりますが、ガトーショコラなどのチョコレートケーキ等、希望がございましたら極力対応いたしますのでお気軽にどうぞ。
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美濃健豚のポルケッタ

先日先輩のお店ダ アチュにお手伝いに行ったさいに教わったお土産メニューの豚肉のポルケッタを
うちのキッチンで仕込むのも早や4回目。

毎回新しいアレンジを加えつつマイナーチェンジを繰り返しておりますが、だんだん仕込む量もふえてきて今回は4kgで。
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ポルケッタは豚を丸焼きにした料理ですが、飲食店ではもっぱらバラ肉を使って調理されることが多いです。うちの様な小規模のお店で
4kgのお肉を縛り上げて調理するのはごく稀で、その迫力たるや肉の機関車トーマスといった感じです(汗)

これをこのままオーブンで3時間。3時間あったら名古屋から大阪まで往復できますから、なかなか時間のかかる料理となっております。
温めて出すか冷やして出すか迷ったところですが、今のところ冷やしてスライスして提供しております。

マントヴァ風の自家製モスタルダを添えてありますので一緒にお楽しみください。

恵那市瑞芳園 

ランチの食後にコーヒー、紅茶をご用意しておりますが、紅茶に関しては正直無関心でして、
イタリア料理店だし、喫茶店のような凝った紅茶を用意するのも実際問題難しいし、それでもいい紅茶ないかなーと
探してるような探してないような、、、

そんな折、近所のカフェの店主から紹介していただいたのが、岐阜県恵那市にある瑞芳園の成瀬氏でした。

サンプルを頂いて試飲してみたところとても香り高く値段もランチに使える範囲、農場見学をしたいとお願いしたところ
快く承諾していただいて、本日農場を案内していただきました。

瑞芳園は創業35年、恵那市では唯一のお茶園で案内していただいた成瀬範紘氏は二代目、彼が日本茶の葉を使った和紅茶
に取り組み始め、最近商品化されたそうです。

恵那市中心街より北に15分ほど登った高台にある、無農薬で化学肥料は一切使わない茶畑は、月並みですが空気がおいしく
遠くの山々が見渡せる最高の環境でした。
夢中でカメラのシャッターをきりまくって、氏にHPで写真を使う了解をいただき、早く写真をブログにアップしたいなー
と帰宅早々パソコンに向かっているのが今現在。
カメラを取り出しメモリーカードを出そうと思ったら、なんとカードが入ってない!
2分ほど放心してました。メモリーカードが入ってないのに軽快なシャッター音が鳴るカメラに苛立ちを感じつつ、仕方が無いので
パッケージだけ。
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ふだんはコーヒー派の方も一度お試しください

瑞芳園 岐阜県恵那市南小田町1-95 

ワインのお供に

定番のメーニューとなっております、生ハムとサラミの盛り合わせ。

ミラノサラミ、ナポリサラミ、コッパと三種類盛り合わせてましたが、新商品が加わりました。

スペック 
豚のモモ肉を塩漬けにして、燻製にした生ハムの一種です。
マイルドな薫香が食欲をかきたてます。

黒トリュフ入りサラーメ トスカーノ
トスカーナ産のトリュフ入りのサラミです。切った瞬間に漂うトリュフの香り、
トリュフ好きには堪らない、個人的に一番お気に入りのサラミです。
一皿3枚盛り付けてますが、オーダーが入るたびに1枚つまみ食いしてますので、
25%は自分で消費してる計算になります(汗)

ワイン、スプマンテもちろんビールにもオススメです。

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