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各務原農園野菜

実に4ヶ月ぶりの更新になってしまいました、、、

最近ブログ更新してないね~と言われることしばしば(汗)
とりわけ桜の季節と紅葉の季節は忙しい犬山城下町。GWも終わりようやくパソコンを立ち上げるに至りました。

各務原農園

こちらは犬山城の対岸あたりに事務所をかまえる各務原農園さんの畑です。
去年までは市内で無農薬にこだわっておられる農家の方とお取引させていただいておりましたが、
年齢的にそろそろ引退するとの事で、他の生産者さんを探しておりましたところ、知人に紹介していただいたのが各務原農園の代表小林さんでした

早々連絡をとり畑を案内していただいたのはまだ寒い時期のお昼前。 
わたくし重度の寒がりですので、ひととおり畑を見せてもらって、発注方法等の打ち合わせだけ済ませてサッサと切り上げて味噌煮込みうどん
でも食べに行こうと考えておりましたが、「まずは堆肥場を案内します」ということで(こりゃ長くなるな)と思いつつ堆肥場へ

自社の野菜を紹介するにあたって、堆肥の製造過程から始める氏に野菜に対するこだわりを感じざるを得ません。

そしていよいよ畑へ
無造作に引っこ抜いた野菜をそのまま「どうぞ」と差し出すところに安全性、衛生面、そして品質へのなみなみならぬ自信が垣間見えます。
瑞々しい野菜とはよく言いますが、葉物の野菜を食べてジューシーと思ったのは初めてかもしれません。

案内していただいた当時は葉物の栽培が中心でしたが現在は少しずつ種類も増えてきて、今後が益々楽しみです。

将来的には、お店で提供する野菜を100%各務原農園野菜にしていきたいと考えております。

バーカウンター

当店、6席ほどのカウンターがありますので、バーとしてご利用されるお客様も多数います。

日曜日は九時位までバタバタして、以降は静かに閉店を迎えるのがいつものパターンです。
今夜も九時半に最後のお客様を送りだして、掃除を終え今週も終わったなーなんて思っていたところに
ふらっと一人のお客様がカウンターに。

カクテルをオーダーされまして、トニックウォーターをグラスに注ぎながら
「観光ですかー?」
なんて世間話のつもりで尋ねてみたところ、近所に住んでますとの返答。

その後色々お話を伺ったのですが、非常に印象的な言葉を残していかれました。
その方、今まではもっぱら居酒屋で飲むばかりでバーに足を踏み入れたことが無かったとのこと。
バーと呼ばれるお店に興味をもつも、なかなかキッカケもなく、しかし生活必需品ではないので、
知らなければ知らないままですんでしまう。最初の一歩がなければ何も始まらないと思い、ネットでお店を探し
一人でバー巡りをされているとか。

店と自宅を往復するだけの生活にすっかり慣れてしまった最近の自分にはひどく印象的な言葉でした。

最近生活も仕事もマンネリではなかろうか、好奇心が欠落してるんじゃなかろうか。なんて自問自答しながら書いてます。

いささか大袈裟ではありますが、これからの仕事、生活に大きな影響力をもった言葉でした。

4月25日

4月25日の営業が終わりました。

閉店間際にお客さんに、お店は何年目?と尋ねられ思い出しましたが
3年前の今日、mantovanaはオープンしました。

3年で9割近くの飲食店が廃業すると言われる時代に無事3年やってこれたのも、お客様はもちろん、スタッフ、家族、仕入れ業者の方々
商工会議所、観光協会、幸運にもたくさんの方々に支えられての事だと思います。

世界中の飲食店で絶対お客として行くことができない、このお店のカウンターに座って、大好きなスコッチを飲みながら
今までの3年間を振り返ってみようと思います。

今までありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願い致します。
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ピッツェリアでお仕事

お客様から何でピザが無いのかと、たまに聞かれます。

団体の大皿料理でリクエストがある時にたまにつくりますが、基本的にはやってません。

イタリア料理におけるピッツェリアって、日本の料理でいうと、うなぎ屋みたいなものでしょうか。
専門店の石釜で焼かれたピッツァとオーブンで焼いたそれとでは、まるで別物です。

昔から兄のように慕っている先輩料理人がナポリでの修行を経て昨年、岐阜市でピッツェリアをオープンされました。ピッツァこそ我が人生というような人ですので、なおさら私のような者がお店でピッツァを提供するわけにはいかないと思ってます。

その先輩から先日電話がありまして
「今度の火曜日、人手が足りないから手伝いにきてくれ」 との事。
先輩がカラスは白いと言えば、カラスは白くなるこの業界ですので、もちろん即答で行きますとお伝えして、本日お手伝いに行ってきました。

朝から晩までしっかり働かされましたが、なかなか他のお店で働く機会はないので、非常に収穫のある充実した一日でした。
さっそく自分の店で試してみたい事もいくつかあり、休み明けが楽しみです。
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ピッツェリア ダ アチュ 岐阜市神田町7-17 058-266-1116

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